七月永久機関
 #6


ニュースをみていたら、商社の中国語研修の話題が出ていた。

特に大手の商社だろうけど、社員に中国語の勉強を社内でさせて、取引先の中国の人と円滑にコミュニケーションをとれるように、または現地に飛ばしたりーなことみたい。
いいか悪いかなんて問題はないと思うけど、なんか大変ダナーとか尻をかきながらボケーと思うのである。それでも分かるのが、中国が大事な取引先であり、台頭する中国の企業は日本の産業を考える上で無視できるものじゃないのだな。まぁ日本が自国のみでやれることなんて限られているのでしょうけど。

うちの親父は口癖のように「これからは中国だ。中国にあっという間に抜かれてしまうぞ」とやんややんやー言っていた。ボクが大学に入る際、必須の第二外国語の選択も、経営なら中国語だろーと言われたからっていう理由もあったりする。正直最初の発声で挫けた。まぁ日夜勉学を続ければそれなりにモノにできたんじゃないかなーと思う。勉強しているうちは楽しかったりしたから。

TVでは伊藤忠商事なんかが出てきて、ネイティブな講師と社員が「私の名前は〜」からの基本的な会話を学び、テストしますな流れが映っていた。シャッチョーさんが出てきて、なぜ金をかけてまでここまでやるのかをドヤッと語っていた。至極どうでもよかった。

大学卒業して、仕事の第一線に出る新社会人が、また教室みたいな部屋に閉じ込められ、会社のため仕事のために中国語を勉強する、させられるっていうのは個人的には鳥肌な思いです。それがダメダとかは思いませんが、やっぱり不憫にみえてならない。それを我慢するのが大人、社会人ってやつなんですかねー

会社によっては入社前に(ほぼ強制的)中国語の研修をさせられるという。そういや、ボクの友人タチカワくんも商社に入社するのだが、彼も学ぶのだろうか、「我是日本人」なことを。